おみくじを引くか引かないか、毎回少し迷う——という話を聞くことがある。
自分は金運神社を参拝するとき、おみくじは引かない。引くのは初詣だけだ。
だから、この記事は「自分はこうしている」という話ではなく、「迷ったときにどう考えるか」という整理だ。
持ち帰るか、結ぶか
おみくじを引いたとき、まず迷うのがこれだ。境内に結ぶ習わしもあるし、持ち帰って読み返す考え方もある。どちらか一方だけが正しいとは考えなくていい。
「この言葉は手元に置いておきたい」と思ったら持ち帰る。財布の中や手帳に挟む。数週間後に読み返すと、あの日の気分を思い出すことがある。
「今日の参拝の気持ちはここに置いていく」という気分の日は、境内に結ぶ。どちらが正しいかより、どちらが自分の気分に合っているかで決めていい。そこにルールを作りすぎると、おみくじが義務になる。
おみくじを持ち帰ったあとはどうする?
持ち帰ったおみくじは、財布や手帳に挟んでおく人もいる。気になる言葉があるときだけ手元に残して、役目を終えたと感じたら次に神社へ行ったときに納める、境内の結び所に結ぶ、または感謝して手放す。扱いに迷う場合は、授与所や神社の案内に従うのが安心だ。
大事なのは、雑に扱わないことだと思っている。おみくじは当たり外れの紙ではなく、そのとき自分が受け取った言葉だからだ。
吉凶より、本文を読む
おみくじは未来の確定通知ではなく、その日の自分に向けた注意書きとして読むのが合っていると思っている。
吉凶の文字より、「仕事」「金銭」「健康」の欄を先に見る。そこに書いてある言葉が、今の自分の状況と重なることがある。「慎め」と書いてあれば、何を慎むべきかを考える材料にする。「待て」と書いてあれば、今は動かない方がいい局面なのかもしれないと一度立ち止まる。
気になる言葉があれば写真に残しておくと、後から読み返せる。ただ、境内の撮影ルールや周囲の参拝者には配慮したい。
凶が出たときの考え方
凶が出ると、引いた瞬間に少し固まる。気分はよくない。
ただ、本文を読むと「今は動かず、地道に積み上げるとき」「焦ると失敗しやすい時期」といった方向の言葉に出会うことがある。吉より凶の方が、今の自分への注意書きとして読みやすいこともある。
凶のおみくじは、境内に結んで帰るという考え方もある。「ここに置いていく」という感覚が、気持ちの整理になる人もいると思う。「凶が出たから今年は悪い年だ」という考え方より、本文を読んで「何を慎むか」を考えることの方が記憶に残る。
自分が引くのは初詣だけ。年始だけは家のルールがある
金運神社の参拝では引かないと書いたが、初詣は別の話だ。
自分の家では、小正月までの間に家族全員が大吉を引くまで、いくつかの神社を回ることがある。年の初めくらい、気前よくいきたい。大吉を引いて一年を始めたい。そういう縁起担ぎに近い。
これは「悪い結果が出たから引き直す」という感覚ではない。年始の参拝として、家族で神社を回りながら、全員がそれぞれ一年の一枚を受け取るまで続ける、という家の行事に近い。
大吉を引いたら、その年はもうおみくじを引かない。引いたおみくじは持ち帰って、一年大事にする。財布や手帳に挟んでおくこともあるし、ときどき読み返すこともある。
誰にでもすすめる方法ではない。体力も使うし、同行者の気分もある。ただ、自分の家では「今年も大吉で始めるか」と言いながら神社を回る時間が、年の初めの記憶になっている。
まとめ|おみくじで迷ったときの3点
- 持ち帰るか結ぶかは、そのときの感覚で決めていい。境内に結ぶ習わしもあるし、持ち帰って読み返す考え方もある。どちらか一方だけが正しいとは考えなくていい。
- 吉凶より、本文を読む。吉でも油断するなと書いてあることがある。凶でも、今は動かない方がいいという言葉に出会うことがある。おみくじの情報量は、吉凶の一文字より本文の方が多い。
- 凶が出ても、それで終わりではない。境内に結んで置いていく。凶の内容を読んで「何を慎むか」を考えることの方が、吉を引いて安心するより記憶に残る。
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