「金運が上がる」と言われる行動は、調べると無限に出てくる。
黄色い財布を使う。玄関を掃除する。トイレ掃除をする。宝くじは宝くじ売り場の近くに保管する。財布は寝かせてから使う。蛇の抜け殻を財布に入れる。金運神社に参拝する。巳の日に銭洗いをする。北枕で寝る。招き猫を置く。
数え始めるとキリがない。
自分はこの手の情報を、長い間「信じるか信じないか」ではなく「やるかやらないか」で判断してきた。効果があるかどうかより、やってみてどう感じたかの方が、自分には意味のある情報になる。
この記事は、実際に試した行動の記録だ。結論から言うと、続いたのは「金運のため」以外の意味を持てた行動だけだった。
試した行動と、正直な結果
①金運神社に参拝する
結果:続いている。
三大金運神社(新屋山神社・金剱宮・安房神社)をすべて参拝した。それ以外にも、蛇窪神社・小網神社・金蛇水神社など、金運に縁のある神社を何社も回った。
参拝して金運が上がったかどうか…どうだろう。参拝を続けていた時期と、仕事が動いていた時期が重なっている。でも趣味で実利があったり。因果関係かどうかは判断できないが、「続けて損をした」という感覚はない。
参拝の何が効いているのかを考えると、「定期的に自分の状態を確認する時間が生まれる」という構造だと思っている。神社までわざわざ行って手を合わせる、その行為が「今、自分は何を望んでいるか」を整理する機会になる。それだけで十分に意味がある。
👉 参拝の作法・流れについてはこちら
金運神社の正しい参拝方法|やってはいけないNG行動と運気を上げる順番
神社に呼ばれる感覚の正体|急に行きたくなる理由を構造で分解
②黄色い財布を使う
結果:3ヶ月で飽きた。
「金運カラーは黄色」という情報を見て、財布を黄色に変えた時期がある。
最初の数週間は「これで金運が上がるかも」という意識が少しあった。財布を開くたびに思い出す、という効果はあった。ただ3ヶ月経つと、黄色い財布は「黄色い財布」でしかなくなった。意識が戻らなければ、色の意味もなくなる。
今は黒い財布を使っている。財布の色より、財布の中身を確認する頻度の方が、お金の流れに影響する気がしている。
③財布を「寝かせて」から使う
結果:やった。特に何も起きなかった。
「新しい財布は、すぐ使わず暗い場所で数日〜数週間寝かせると金運が上がる」という話がある。一定額を入れて保管しておくと財布がお金を記憶する、という説明がついていることが多い。
やってみた。1万円を入れて、引き出しの中で1週間寝かせた。
使い始めてから特に変化はなかった。ただ「新しい財布を丁寧に扱う」という意識は残った。モノに対して雑にならない、という習慣のきっかけとしては悪くない。「寝かせる」という行為より、「新しい財布を持つたびに、お金の扱いを見直す」という思考の整理に意味があったのかもしれない。
④財布の中を整理する
結果:続いている。
レシートを入れっぱなしにしない。使っていないポイントカードを抜く。それだけのことだが、財布を開いたときの気分が変わる。
金運が上がるかは分からない。ただ、お金を使った履歴を放置しない感覚は残る。黄色い財布より、財布の中身を見直す方が自分には合っていた。
⑤お札の向きをそろえる
結果:たまにやっている。
お札の向きをそろえると金運が上がる、という話もある。毎回きっちり続いているわけではない。
ただ、向きをそろえると財布の中を一度見ることになる。その意味では、お金の状態を確認する小さなきっかけにはなる。「お金を意識する時間を作る仕組み」として、やらないよりはやった方が良い気がしている。
⑥トイレ掃除をする
結果:続いている。金運とは別の理由で。
「トイレ掃除をすると金運が上がる」という話は聞いたことがある人が多いと思う。実際にやっているかどうかは別として。
自分はトイレ掃除を週1〜2回の頻度でやっている。金運のためかと聞かれると、そういう意識でやっているわけではない。単純に汚いのが嫌だ、という理由の方が強い。
ただ、「掃除をしている空間」と「していない空間」では、確かに自分の気分が変わる。掃除→気分が整う→判断が雑になりにくい、という経路はあり得る。金運が直接上がるかどうかはともかく、掃除をして損はない。
⑦巳の日に銭洗いをする
結果:やった。体験として良かった。
蛇窪神社の巳の日に銭洗いをした。ざるにお金を入れて、御神水で清める。それだけの行為だが、神社の空気の中でやると、「お金を丁寧に扱う」という感覚が強くなる。
清めたお金は財布に入れた。使うのが少しためらわれる感覚があって、結果的にそのお金は長く財布に残った。「お金を大切にする」という意識を行動に結びつける仕組みとして、銭洗いはよくできていると思っている。
👉 蛇窪神社の巳の日・銭洗いについてはこちら
蛇窪神社の巳の日・銭洗い・混雑まとめ
⑧宝くじを買う
結果:当たったことはない。でも買うのをやめていない。
宝くじは「金運が上がる行動」というより「金運を試す行動」に近いと思っているが、一応やった記録として書く。
年末ジャンボだけでなく、他のジャンボも買うことがある。毎回ではないが、一粒万倍日や縁起が良いとされる日に、自宅より西にある西向きの販売店を探して買う。西日が入って夏は相当暑いと思う。大変だね。金額は1万円未満。バラのときもあれば連番のときもある。
当選経験はない。ただ、当たらなくても、その数日だけ少し前向きになれるなら、自分には娯楽として成立している。
「西の西向き販売店を探す」という行動自体が、少しだけ意識を動かす。金運が上がるかどうかより、その日の自分が「ちょっと丁寧に生きた」という感覚になる。それで十分だと思っている。
⑨玄関を整える
結果:続いている。これも金運とは別の理由で。
玄関に靴を出しっぱなしにしない。傘立ては整理する。郵便物を玄関に放置しない。
これも気づいたら習慣になっていた。金運との因果関係は正直分からない。ただ「外から帰ってきて最初に目に入る場所が整っている」と、そのまま部屋に入る気持ちが少し違う。玄関が散らかっていると、なんとなく帰宅のテンションが下がる。それだけのことかもしれないが、積み重なると気分の差になる気がしている。
やらなかった行動と、その理由
蛇の抜け殻を財布に入れる
やらなかった。理由は単純で、蛇の抜け殻を手に入れる機会がなかった。「探してまで手に入れるものか」という気持ちもあった。
「金運アイテムを探すために動く」というエネルギーを、別のことに使った方が良い気がしている。
北枕で寝る
やらなかった。部屋の構造上、北枕にするとベッドの配置が変わって不便だった。
「風水的に良い方角」という情報は一定の論理があると思っているが、部屋の使い勝手が悪くなるほど優先するものでもないと判断した。睡眠の質が落ちる方が、運気への影響が大きいと思っている。
招き猫を置く
置いていない。ただ、代わりというわけではないが、玄関にいくつか置いているものはある。
神社で買った蹄鉄の置物、鬼鈴。おみやげでもらったシーサー。ガラスの龍。
置いた理由は、「そうすると良い」と書いてあったから、というのが正直なところだ。風水なのか何なのかは詳しく覚えてない。ただ、どれも部屋の雰囲気を壊していない。見るたびに「邪魔だな」と思うものは置いていない、というのが自分の基準だ。
招き猫を置かない理由も同じで、「好きでないものを金運のために置く」という居心地の悪さが勝った。空間に置くものは、見るたびに「好き」か「なんとなく良い気がする」と感じるものであればいい。その基準を自分で決めてから、招き猫は対象外になった。
金運が上がる行動で、実際に続いたもの
自分の場合、続いたのは神社参拝・トイレ掃除・玄関を整えること・財布の中の整理・銭洗いだった。共通していたのは、やったあとに気分や行動が少し整うことだ。
逆に、黄色い財布や財布を寝かせる行動は、最初の数週間だけ意識が向いたものの、習慣にはならなかった。
続く行動には、「金運とは別の、自分にとっての意味」が後から見つかっている。参拝は自分の状態確認の機会になった。掃除は気分の管理になった。銭洗いはお金を丁寧に扱う意識になった。
「金運のため」という動機は、行動を始めるきっかけとしては機能する。ただ、それだけでは長続きしない。
結局、何をすればいいか
「何をすれば金運が上がるか」という問いに、正直に答えるなら、
試して、続けられたものだけ残せばいい。
全部やる必要はない。全部やらなければいけない理由もない。自分がやっていて苦にならない行動、むしろ少しだけ気分が良くなる行動を選んで、続けることだ。
「金運が上がる行動」と「自分に合う行動」が重なる部分が、たぶん本当に意味のある場所だ。
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